アラブの春が大好きな皆様に申し上げる

つくづく報道というものは見る価値のないものだと再認せざるを得ない。そしてソーシャルメディアも同じ穴のムジナ、低級下劣下劣極まりない。

いま日本の世論で「トルコの春」が騒がせていることは何となく耳に入る、というか心配をしてくださった方々からメールをいただいたりブログにコメントを寄せていただいたりしているのだが、とりあえず海外で報道されているような状態は虚構といっていい。都市でも田舎でも普段どおりの生活が続いている。

「アラブの春」に関していつも思うのだが、政府に対して抗議行動を起こす団体はなぜか海外から支援される。エジプトもリビアもシリアも、どの国もまるで事情がちがうのに糞味噌ごちゃ混ぜに反政府組織を支持する「悪癖」が市民にある。世界地図のどこに位置するかすら認識されていないのにその国の歴史的問題に起因する実情が外からうかが得るわけがない。だがなぜか、デモの映像が流れれば「加害者が政府で被害者が市民」ということにされてしまいみなそれを信じ込んでしまう。盲信するだけならメディアなどに触れるべきではない、危険だからである。

政府に対して抗議行動を起こす団体が海外から支援されるのはなぜか、それはそう仕向けるためにテレビで報道され、ネットで共有されているからに過ぎない。「市民主導の民主化への戦い」と評されるこの一連の暴力の正体は「西欧の意図による国家元首の首のすげ替え」である。中東地域には近代以降各国に西欧寄りの傀儡政権がおかれたが、古くなったもの、あるいは都合が悪くなったものを一新し再統制するために始められたものであり、フェイスブックを筆頭とするソーシャルメディアはその道具として開発されたものである。そのユーザーはさらにその下の道具にされたと言っても過言ではあるまい。

イラクのフセインは「増徴して言うことを聞かなくなった」としてアメリカに捨てられクルドゲリラの親玉に政権を譲ることになった。クルド民族の名誉のために一応書いておくが、クルド人問題も欧米が仕組んだ「火種」でしかない。

エジプトのムバラクは親米派の代表であったにも関わらず切り捨てられた。エジプトはパレスチナ問題の緩衝地帯である。そのエジプトの元首があまりにアメリカ寄りでは、パレスチナ問題の尻拭いがいつもアメリカに回ってくるので重荷になってきた。逆にここでイスラム政権を立てておけばアメリカの責任外で戦火を煽ることができ、漁夫の利を得ることすらできる。

ヨルダンとレバノン政府は不穏分子を摘発し西欧に対し再度忠誠を誓うことで温存された。

リビアのカッダーフィーは元は英国のエージェントとしてイスラムの醜悪さを印象付ける反欧米の旗手を演じていたが後に本当にイスラムに覚醒してしまった。アフリカを纏め上げアフリカ連盟の樹立を構想、さらに欧米を本気で怒らせたのは金貨による独自通貨の導入計画だった。そんなことをされてはドルもユーロももともと紙屑であったことが明らかになる。だから潰された。リビア国民は裕福で労働の必要すらなかった。働いていたのは世界各地から集まる外国人で、彼らにすらドル建ての高給が支払われていた。革命がおこる理由はない。

シリアのアサドは独裁者として描かれているが米国政府の傀儡政権を父親から譲り受けた「二代目のぼん」であり、政治らしい政治はしていなかった。平穏な世俗主義国家であったシリアでは政府批判以外は全ての権利が認められており、国民は政治にほとんど関心がなくアサドは好かれも嫌われもしていなかった。血まみれの内戦を招く状況はなかった。ここまで混戦したのはロシアとイランがどうしても南下したいために自らに都合のいい新政権を立てたがっているところにも原因がある。

こんなことを日々画策しているのは欧米とイスラエルの政財界の大物たちである。年に数回どこかに集まっては血のしたたる肉料理を葡萄酒で胃に流し込みながら次は誰をどうやって殺そうかと討議しているのである。どちらが野蛮人かは明白である。

トルコ国内の問題は山積しており、その原因のひとつは多民族国家であることが指摘されている。しかしこの国の国民は多民族であることを誇りにすら思っている。それはオスマントルコ帝国のかつての版図の広大さを示すものであり、かつてはひとつの共同体という屋根の下で共存共栄していたという自負がある。それがどうして問題化したかといえば、ナショナリズムが海外から持ち込まれたからである。
クルド問題はこうして始まった。1970頃のトルコ政府はクルド語をトルコ語の方言であるとしてその存在を否定、クルド民族を差別下においた。不当な差別を受けた側の一部はゲリラ化し東部国境に近い山岳地帯に潜伏してテロ活動を行う。しかしこの活動を支援していたのは西欧諸国であり、彼らに武器弾薬を供給する傍らアフガニスタン方面から麻薬を調達させていた。その麻薬を欧州に運搬していたのはトルコ正規軍の輸送車である。トルコ軍は英米に育てられた使い走りである。トルコ軍は兵役で集められた未熟な兵士を武器も持たせず山中に置き去りにし、テロリストたちにその居場所を無線で連絡し惨殺させた。すると翌日の新聞には「クルド人による残虐テロで若い兵士が戦死」という見出しが載り国中で反クルドの抗議行動が起こるのであった。国はこうして割られていった。

当時のトルコ政府は「アタテュルク主義」を標榜する左翼系軍事政権である。どのような主義かといえば民主主義と共産主義と世俗主義と拝金主義をごちゃ混ぜにしたような、これといって主張のないよくわからない主義である。はっきりしているのは無神論・唯物論を核としている事、政財界と軍が偉くてそれ以外は奴隷と定義している事である。

冬、山間部の村に通じる道は雪に閉ざされ病人が出ると村人たちがソリでふもとの保健所まで運搬していたような国だった。子供の出生届けを出すのにも役人が賄賂を要求するような国だった。それが是正されたのはアタテュルク主義政権を倒したいまの政権に交代してからである。ほんの十年前のことである。国中に医療チームがヘリで出動し、子供の医療費が無料になり、高校までの教科書が無料になり、贈収賄が厳禁になり、道路が整備され、地震で家を失った人々には耐震構造の住宅が支給され、いちいち書いていてはきりがないが、とにかく今のこの国の政府は国民に文句を言われる筋合いなどなく、「政府の弾圧」も糞もないのである。

「アタテュルク主義者」たちは確かに面白くないだろう。今まではそれこそ大意張りで生きてこれたのに、大好きな賄賂が要求できないし、なにか下手をして裁判沙汰になっても判事を買収できない、旧共産圏の企業に天下りして優雅な老後を送ろうと思ってせっかく軍人になったのにその夢を砕かれた、等々、恨み骨髄とはまさにこのことである。

エルドアン首相の率いる現政権は欧米イスラエルにとって目の上の瘤である。高利貸のIMFがユーロを無理やり貸したがっているのを拒否しているのがひとつ、加入を認めてやるから靴を舐めろとまでに高飛車な態度をとるEUに対し背中を向けたのがふたつ、日本をふくむ多くの国の資本がトルコに大量に流れ始めていることがみっつ、そしてクルド問題が解決に向かって動き出しているのがよっつ目、「トルコの春」を起こして現政権を倒したいのはEUであってトルコ民衆ではない。


もちろん、火のないところに煙は立たないことを否定するものではない。アラブの春が起こった国々にはその国なりの問題があった。トルコの場合はかつてのアタテュルク主義政権による愚民化政策が功を奏して若い世代は無知無教養、路上でキスをする権利を求めて抗議集会に参加しても参政権を行使して国政に参加することはない。物欲に囚われ、常に支払いに追い立てられていてもまだ新しいものを欲しがる。自分の境遇が悪いのは政府のせいだと思い込む。フェイスブックに一日の大半を費やし、「春ごっこ」に憧れ、気がつけばデモ隊の中にいて警官に石や火炎瓶を投げている。まあその程度である。つつけば燃え上がる火種はいくらでもあり、下手をすれば皆様のお望みどおりの軍事クーデターにまで発展するかもしれない。

恐ろしいのは、その問題を的確に見抜き、その一番脆いところを突き刺す能力を持つ連中がメディアを握っていることである。このブログで何度も何度も何度も指摘しているが、インターネットには持ち主がいて、いかに利口に利用したつもりでも結局は彼らの情報操作からは逃れられないのである。テレビと新聞が悪でフェイスブックが善、そんなオセロのような単純な世界ではない。もしニュース同士を突き合わせて検証し、その骨髄を抽出するだけの目がおありならばネットを駆使して情報収集なさるのもよかろう。しかし盲信するだけならばいっそ目を塞いだほうが賢明である。

ネット上に公開されている暴力映像を見て、どちらが加害者でどちらが被害者かお判りになるだろうか?アラビア語の音声と字幕が合致しているという確証がおありだろうか?裏で誰が儲けているか考えたことがおありだろうか?

アラブの春が大好きな皆様に申し上げる。
弾圧を受ける遠い国の民衆を支援したいという純粋なお気持ちは大事にしていただきたい。しかし日本の状況はアラブ諸国より良好かどうかは微妙である。日本政府の機能は町の商工会議所以下でありとても政府と呼べるものではない。しかしたかがそんな政府に対し行動を起こそうとしても糠に釘だった。国民の多くは「不景気」の一言で全てを片付け問題の所在を見ようとしない、それを3.11以来今日まで目の当たりにしてきた苛立ちを、皆様は遠い国の蜂起を鼓舞することで癒そうとしてはいないだろうか。そして流れる血に興奮を覚え、自らを戦地に投影して心の中で武器を取っていないだろうか。皆様が作り上げる世論はありもしない正義を生み出し、遠い国のつましい平穏な暮らしを取り返しがつかないほど壊した可能性があるのだ。

はっきりとしているのは流血惨事が確実に存在しているということである。片目片足片親を失った子供たちが大勢いるということである。ソーシャルメディアは掠り傷をを癌細胞にまで仕立て上げてしまった。その片棒担ぎをしてしまったかもしれないことをどうか認識していただきたい。


フェイスブック退会はこちらから→ http://nanapi.jp/25829/

ご注意! どのような方法でアカウントを削除しても削除後二週間以内にあらためてログインするとアカウントが復活してしまうというインチキなシステムになっております。お子様のアカウントを無理やり削除したい場合などは本当に苦労しますのでご注意ください。



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エジプト: 軍によるクーデター 続報 その20 〜 抗議の金曜日 from 翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記

  ⇒ エジプト: 軍によるクーデター 続報 その19 〜 同胞団による革命? 「米国はモルシ派説得を」=交渉優先示唆か―エジプト軍トップ  時事通信 8月4日(日)5時45分配信
  • 2013/08/04 20:44

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http://turezurebana2009.blog62.fc2.com/tb.php/121-fe56192c

Comment

すーさん

あやみさん、こんにちは^^

何はともあれ、あやみさん御家族が平穏無事でおられることにほっとしました。

日本国内のフェイスブックを利用している人々は、商売を目的にした総じて
ゆるやかな感じですね。政治的な目的で活用している人もありますし、数の
論理からいえば、仰るようなご指摘も当て嵌まると思います。

僕の場合は、福島の現状を知ることから始まりました。地位や肩書や身分に
関係なく、信頼に足る人物と出会い現地の情報を得るための確かなツールに
なっています。小さな声でも真実が得られます。なかには真面目で誠実な
投稿者がいることも事実です。

トルコ情報は、少しの英文と20枚ほどの写真をシェアしました。酷い写真が
多く非武装の市民を痛めつける警察官の表情は、言葉よりも人間を伝えています。
政治による国家構造の限界、そもそも国という線が必要なのでしょうか。

暴力や権力や恐怖心などで支配する幼稚な文明は、もう終わらせたいものです。
国内でも国外でも、人間が苦しめられていることに涙を流したり心を痛めたり
することを忘れた平和ボケした日本ですが……。

すべて根本が間違っているのでは、と思います。フェイスブックは、政治的な
世界だけではありませんから、監視や脅迫を認識したうえでつながるべく人と
つながれたらと思います。原発撤廃と集団疎開の課題、憲法問題、その根本に
ある命の問題……答えはありませんが、マインドコントロールされないマインド
で生き抜く方法はあります。謙虚に感謝しつつ……。

いのちの輪廻^^
  • URL
  • 2013/06/09 11:47
  • Edit

あやみ

すーさん、お言葉ありがとうございます。

>なかには真面目で誠実な投稿者がいることも事実です。

このちいさな誠意を踏みにじる者たちがいます。FBの裏の目的のひとつです。「政治的な目的以外の目的でとりあえず使わせる目的で」開発された政治の道具、とでもいいましょうか、個人がどのような目的で使ったところで最後には政治目的で「使われて」しまう、とにかく私は敬遠します。

監視や脅迫の指摘はあります。インターネット監視法の設立がかつてのレッド・パージのような弾圧を生み出すようなことが囁かれていますがそんなことはたいした問題ではありません。それよりも、使っている薬品、既往症、家族の問題、人間関係、カードの使用状況、購入品の嗜好、人に言えない趣味、そして思想、そんなものがFBを通して自動的にリストアップされています。昔のようにスパイが個人に張り付いて「洗い出す」のではなく、機会が勝手に「分析」を、それも子供から年寄りまで全員に対してです。

本当に危険なのは内側からの精神の破壊と世論の扇動です。マインドコントロールされてしまう人のほうが数の上では圧倒的に勝ってしまう、民衆と個人のコントロール法を欧米の国々は国立の大学で国家予算を投じて研究しています。その成果を元にFBは軍部で開発されたのです。日本人には先祖譲りの倫理観が働くためそんなことには逆に思いもよらないのです。一人の革新的な実業家のアイディアで生まれたツールといわれているのは大嘘で、この開発には大量の知能と開発費が傾けられました。

すーさんの撮る写真は生命の源までを映し出す、すーさんの心を表現する方法のひとつです。だから美しく、心を打つのです。
しかし世の中に溢れる写真のほとんどは「真」を「写した」ものなどではありません。映像になるともう醜悪の一言です。本文には全てを書けませんでしたが、反政府組織が警官に扮装してわざわざ撮影した写真もたくさん共有されています。それに今回のデモで殉職した警官もいることは共有されてませんよね?そんなものです。「アラブの春」のみならず、最後の8、9年で起こったデモと紛争はFBとツィッターが影なる兵器になっています。紛争地帯では現在進行形で闘争をあおり、その外では国際世論を築き、紛争を戦争にまで広げ、その虚構の戦争が陰謀者側の勝利で終結した後にその大義名分を担保する言論証拠として残るのです。汚らしい世界です。私は自己責任という表現が大嫌いです。メディアを自己責任で使用する、そんなことは土台ムリな話であり一度共有してしまったからには自分の使用した分だけに責任を負うことなどはできないと思います。

人の魂はもともとはひとつの処に繋がるもので、このような「電網」に手を出す必要などないのです。しかし世の中は日ごと複雑になりゆくため人は皮膚感覚を失い、魂の接点を見失いました。「電網」はさらに追い討ちをかけてそれへの依存を促します。


信用の置ける方々のとつながりは大事です。そのためにもFBの正体を熟知された上でお使いになることをお勧めします。たいせつなのは「全体」だと考えます。
  • URL
  • 2013/06/09 14:21

愛希穂

こんにちは。初めてコメントをさせて頂きます。

 重信メイさん著の『アラブの春の正体』を3ヶ月ほど前に読んだのですが、メディアはやはりアメリカ側からの視点でしか報道していないということを思い知りました。
 平気で映像をねつ造することもするんですよね。

 パレスチナ問題についても同じですが、このトルコ問題もやはり同じような構図だったのですね。でも、アラブの春やパレスチナ問題とは切り離して、トルコ問題をメディアが報道するものをそのまま受け取っていました。

 報道の偏り、あらゆる事がより力のある者の思惑通りに語られている現在、少しでも事実に近い報道をしているところは少ないので、ついついFBに頼ってしまうことになりがちですが、FBがそのような意図で作られていたとは全然知りませんでした。


上のコメントで書かれていた
>世の中は日ごと複雑になりゆくため人は皮膚感覚を失い、魂の接点を見失いました。「電網」はさらに追い討ちをかけてそれへの依存を促します。
まさしくその通りだと思います。皮膚感覚がないから、ネット上で見られる酷い誹謗中傷の類いが簡単に起こるのでしょうね。

うまく言えませんが、あらゆることの根本にあるのは、やはり命の軽視、人格観念の欠如なのかと思います。
  • URL
  • 2013/06/09 18:54

あやみ

こんにちは、亜希穂さんからのお言葉、本当にうれしいです。

FBと自動車はある部分似ています。
自動車場便利だし、無いと社会生活が立ち行かないでしょう。
しかし毎日世界中で万単位の人間が事故で命を失い、家族を失っています。それでも過失は常に使用者にあり、自動車産業や自動車依存の社会が糾弾されることなどありません。FBもインターネットもツールとしての認識から外れることはないのでその存在自体の罪は問われません。自動車もFBも「便利だが気をつけて使うべきだ」という常識の海の中にいるのです。

FBと自動車の似ていない部分、それは、
自動車は事故にあえば痛みを伴います。場合によっては命に関わります。自動車事故の加害者は罪の意識と賠償の重みから逃れられません。自動車は人間がその皮膚感覚によって危険を感知する範囲にあるといえます。しかしFBの場合、気づかぬうちに知らない誰かの心を傷つけ権利を奪い、その穴埋めなど不可能ともいえる大罪を犯しながらもそれすら気づくことなく社会全体を危機に陥れ続けるのです。

人がこうして皮膚感覚を失い続ければ、命などは紙くずほどの重さもなくなるでしょう。トルコの暴動で殉職した警官には妊娠五ヶ月の新妻がいました。彼女が夫の葬儀で唇を噛んで涙を堪えていた映像は活動家のFBで共有されることはないのです。その代わりに「復習に乾杯!」などというツィートが飛び交います。彼らにとって命などはもうゲーム同様のバーチャル感覚なのです。

> 報道の偏り、あらゆる事がより力のある者の思惑通りに語られている現在、

これを打開するのはネットの電気信号ではなく、やはり魂の繋がりと確信しています。だからこそ、これ以上私たちの魂をやせ細らせてはいけないのです。

亜希穂さん、私のブログはキリスト教と教会を激しく攻撃することがあります。でもどうか誤解なさらないでくださいね、キリストの教えが慈愛と光に満ちたものであることを私はよく知っています。それを利用した強欲どもを指して批判しているのです。

おたよりありがとうございました。またお待ちしております。
  • URL
  • 2013/06/09 23:49

建岳

かけがえのない大切なものが、
軽々しい善意の積み重ねの力によって、覆されてしまう。

あやみさんの
強い怒りや憤りの気持ちが伝わってきます。

FBは軍部で開発されたとのこと、
とても説得力があり、充分ありうることだと思いました。
単純に学生達が作り上げていたと思っていましたが、
これも情報操作をされていたんですね。

情報操作されていることに気付くことのできない
圧倒的大多数の人たちの悪意のない一つ一つの行動の積み重ねが、

悲惨な殺戮、革命、戦争と、
その裏で行われる金儲けを後押しし続けている。

全くそのご指摘通りだと思います。


かくいう私もFBを利用しているので、その一因です。
気を付けているつもりでも利用されている。罪深いことです。
  • URL
  • 2013/06/10 12:13

あやみ

建岳さま おことばありがとうございます。

人の善意を悪用することは許されない罪です。
しかしそれが横行している現代です。
人類全体がいつか裁かれるという畏れを抱かずにはいられません。

FBの影響力は強すぎです。全うなことを書いた長文よりくだらない短文と画像のほうが世論を作りやすいのは長い映画よりも短いCMのほうが人の心に長く強く残るのと同じです。若い世代の言語力の急低下、視覚重視傾向の上昇と連動しています。これは世界中で起こっています。

なぜここまで悪い奴らの思い通りになってしまうかと思うと情けないです。3.11以降にFBをはじめた方々の多くは既存メディアに騙されないために、の一念でそうしたというのに、無念です。
  • URL
  • 2013/06/10 18:49

田中洌

FBはおかしいと思っていた。どうしても×にできない。何度もやってあきらめていた。そのときにこれを読んでいいと思った。ありがとう。

momo

初めてコメントさせて頂きます。烈さんの所から参りましたの。

スペインに17年今は日本で、
町の片隅で江戸学などつれづれに学ぶ婆さんですが。
大変興味深く、過去記事も読ませていただきました。

FBはやっておりませんが、ツイイターは眺めています。
仰るように、ネットやネット情報の危うさを改めて考えさせられます。

トルコは二週間ほどしか滞在してませんが、好きな国なんですの。
記事を紹介させて頂いてもいいでしょうか。
  • URL
  • 2013/06/12 21:31

あやみ

>田中洌さま こちらこそ転載ありがとうございます。ブログ拝見いたしました。

若い人たちはFB抜きでは待ち合わせ一つできなくなっています。進行形で予定を変更しあい、結局一日中FBに張り付いていなければならないのです。こわいこわい。

またのお越しをお待ちしております。
  • URL
  • 2013/06/12 21:49

あやみ

momoさま
おことばありがとうございます。記事の紹介も喜んでお願いいたします。

スペインは二度ほど行きました。懐かしいです。ちょうどオリンピックと万博を控えて嬉々としていたころのスペイン、いまはきっと変わってしまったでしょうね。

江戸関連、歌舞伎関連の記事もちらほら書いておりますので、お時間がありましたらお寄りください。
  • URL
  • 2013/06/12 21:58

彼岸花さん

あやみさん。こんにちは。
トルコのデモの問題は、一度あやみさんに伺ってからにしようと、
ニュースも心に保留つきで見ていました。
『アラブの春』『ジャスミン革命』などという表面美しい言葉に
乗せられて、私も最初の頃、それらを『悪体制に対する民衆の蜂起』と
いう感じで捉えていました…
遅まきながら、?あれ?本当にそうなのかな、とようやく思い始めたのは、
リビアの最高指導者カッザーフィーの死からです。
事はそう単純でないのだと。

facebookやtwitterなどネットを通じて一瞬にして情報が世界を
駆け巡る現代という時代。貴重な情報も得られる代わりに、出所の不明な
あやしい情報もその真偽や隠れた意図なども見極められることのないまま、
また一瞬にして流通してしまいます。
私がネットをやっていて、むしろ怖いな、と思うのは、私と反対の意見を
述べている人のサイトではなく、私と同じ側に立つ人々の情報です。
いえ。それらが悪いというのでは無論ありません。怖いな、というのは、
この私自身を含め、人は自分が欲しいと思っていた情報を、
概してその真偽や正確性を検証せぬまま、自分の意図のために使いがちだということです。
私自身、一枚の写真を、全く意図を曲解して自分の原発批判の記事に使いそうに
なっていたこともありました…
ある情報を求めて検索していたとき、同じ内容の記事が検索画面に
何ページにもわたってそのままコピペが繰り返されているのをみた時の気持ち悪さ…
気をつけなければ…と思いました。

人は一つの記事、情報からだけでは、その真の意図や裏にある意図などを
なかなか見抜くことはできません。それには、一度は自分の思考回路を
白紙に戻して全体を見直す…そのくらいの慎重さと客観性が必要とされることが
往々にしてありますね。
いろいろ知ってくるにつれ、この世界を駆け巡っている情報というものが
どれほどあるときは意図的に操作されているものか…また意図せず偏向していくものか、
ということを思い知らされました。

また、情報の監視、漏洩ということも本当に怖いですね。
日本では、安倍政権が日本版NSCを目指し、それと同時に、秘密保全法
、マイナンバー制度などを通してしまおうとしています。
7月の参院選に勝てば、今度は大っぴらに96条改訂に突き進むでしょう。
96条改訂のあとには、国民の諸権利…言論や集会の自由の締め付けが
じわじわとおこなわれていくでしょう。
もうすでに、こうしてあやみさんがお書き下さったように、個人の情報は
筒抜けになっていきつつあると思います。
それは本当におっしゃる通り、思想調査などという怖いものだけにではなく、
個人の嗜好や、日々の行動、家族友人関係といった、個人の内面や生活のプライバシー
までが公開されかねない怖さもあるということですよね。
ある政治的傾向を持った私がネットでものを買う…それを誰に送ったか…
その人の家族構成は…そんなことまで探ろうと思えば容易に探れる。
マイナンバー制度が実施されれば、さらに個々人の行動の把握は容易になるでしょう…

それによって実害があるのか?
悪いことを別にしていなければ、なにも恐れることはないんじゃない?

…そうじゃありませんよね。
こうしたことによって、人間の自由な行動や精神活動が、強制ではなく
むしろ自粛などによって徐々に萎縮していくことこそが本当に怖いのですよね。
もの言わぬ民、おとなしい羊の群れ…
自ら思考し判断する権利を放棄し、声高なものにただ附いて行く……

アラブの春、のように民衆が蜂起したように見える場合でも、その裏にあるものを
見極めなければならない…

それぞれの地域、国の抱える問題は違えど…その奥にあるものは実は一つのような気がします…


  • URL
  • 2013/06/13 14:19
  • Edit

さゆり

あやみさん、こんにちは。
 トルコもシリアもよくわからないので、あやみさんのテキストやコメントとても参考になります。
 私も欧米在住のー欧米以外ーの日本人ということもあり、911後、偽善的な欺瞞に満ちた欧米という見方をどうしてもしてしまう傾向があるのですが、日本を始め、アラブ諸国の内状もそれぞれ違ってたりするのに、あやみさんのシリアに関するコメントで、私もよく知らないためですが、ロシアやイランの意見に耳を傾けがちなのは、裏返しの反米感情に基ついているためだなあと思いました。
 そして、それにも気をつけなければならないと思いました。

 こちらの人たちは、報道だけしか情報源がないこともあり、一つの方向のその情報源に基ついた自分たちの考えを述べるのですが、その際、私は、複数の情報があるので、よくわからない、、といつも言います。
 欧米人には、善意や、自分たちの考え方を普遍性のあるものと見なし、善悪を性急に判断する傾向も感じられます。

 なんとなくルアンダの大虐殺 の追究できない バイヤスのかかった謎、
 あのあたりからかなあとも思うのですが。

 それぞれ内部の政治的状況は違うにもかかわらず、ただ単に、他国内の分裂を、煽るような勢力があるのを感じます。日本のなかにもそれを感じてます。

 
  • URL
  • 2013/06/13 17:49

あやみ

彼岸花さん、こんにちは。ご無沙汰しております。

>それによって実害があるのか?
悪いことを別にしていなければ、なにも恐れることはないんじゃない?

はい、仰るとおり大変な思い違いです。なぜなら何も悪いことをしていなくても簡単に「悪者」にされてしまうのです。まともな国家が破壊される可能性すらあるのです。ネットはそれを簡便化するため道具としても機能しています。


自国の問題の根すら見えないような人たちに歴史も宗教も解らぬ遠い国の裏にある事情などわかるはずもなく、ただただ「民主化」の一言を信頼して「蜂起側」を支援する、それもネットという凶器を握りながらです。幼児に自動車の運転をさせるようなものだと思うのですが、間違っているでしょうか。

アラブの春だけではないのですが、みなネットを通して「鏡」を見ているに過ぎないのではないでしょうか。そこに見える歪んだ世界は自らの置かれている状況です。「イスラム社会の弾圧」「独裁政治」と映るのは日本の閉塞しきった複雑で根深い絶望的な社会による弾圧の影法師。その敵討ちを他国の民衆蜂起の中に見出しているとしか思えません。だから民衆を応援するという無し崩し的な正義をまさにスポーツ観戦の次元で振り回すのです。

もしトルコの春に関する記事をお書きになるようでしたら、以下のメモを参考になさってください。

まず欧米はアフガニスタンに内側から干渉し「イスラム的独裁国家」の雛形として世界にデビューさせました。つまりあそこも傀儡です。(イスラムの教義では他宗教への干渉は禁忌であり、遺跡といえどその象徴を破壊してはいけないのです。タリバーンはとうに殺害されて現タリバーンは虚構という説が一番現実的です。)あまりにもひどいイスラム圧政、それを若者に見せることで反イスラム主義を植えつけます。「世俗化しないとアフガニスタンになるよ~」と脅します。
社会が世俗化すると得をするのは「金融」です。彼らが標榜する「カネが全ての世の中」に宗教は、とくにイスラム教ほど煙たいものはないのです。なぜなら利息を取ることも払うことも禁忌だからです。中世からこの方、金融の仕組みが世界を痛めつけてきたことを考えていただければなぜ禁忌とされたかということはお分かりいただけると思います。エルドアン首相が何年も格闘しているのは金融ロビーたちです。そのためにトルコ国内の金融業者と、それと深いつながりのある司法・医療・大学・メディア(つまり他人のふんどしで相撲を取って稼ぐ人たち)はこぞってデモを支援しています。金融業者は大航海時代からグローバルなので世界中のメディアが「春」を応援するのは当然なのです。
デモ隊のおおくは裕福な家庭に育った子供たちです。彼らを束ねているのは極左の運動家、中には人権・環境活動家の仮面をかぶり世界の暴動に首を突っ込む海外テロリストも顔を連ねています。
人権および環境団体は「きれいごと」を武器に世界に火種を撒き続ける糞虫です。もちろん金融業界の出先機関でしかありません。日本の反原発運動を複雑にしているのもこいつらです。


  • URL
  • 2013/06/14 04:19

あやみ

さゆりさん、お言葉ありがとうございます。

>欧米人には、善意や、自分たちの考え方を普遍性のあるものと見なし、善悪を性急に判断する傾向も感じられます。

そうですね。でも日本にも多いと思いますよ、特に団塊世代の方々に。これって「科学」の影響かなあとも思うんです。善か悪かのぎりぎりの判断を合理性や数の理論にゆだねてしまっていると感じます。善悪の性急な判断つまり自分の立場を明らかにすることを急ぐ傾向は自分に降りかかる火の粉を最小にとどめ、また最大の利潤を得るために鍛えた瞬発力のようなものかもしれません。神の教えに基づいた「善悪判断」ではなく、科学的知識に基づいた「損得勘定」です。

欧州はまだ世界史の舞台の中心地に近かったこと、焼け野原になった経験があること、近現代も移民などの問題を皮膚で感じる機会があることなどから、人々が覚醒していく材料はたくさんあると思います。その意味でアメリカが一番ひどい状況にあるんじゃないかと思います。

>それぞれ内部の政治的状況は違うにもかかわらず、ただ単に、他国内の分裂を、煽るような勢力があるのを感じます。日本のなかにもそれを感じてます。

その通りですね。自分の家と同じ問題をご近所に見つけて喜ぶ、そんな心理でしょうか。まずは身を清めることから始めなければいけないのに、それは連鎖してこの世の穢れなどは一夜で消し去ることができるというのに、残念なことです。
  • URL
  • 2013/06/14 04:58

あやみ

K・Oさま コメントありがとうございます。

「西欧の意図による国家元首の首のすげ替え」=米国主導の世界経済権力

ちがうでしょうか?
ちがいがあるとすれば米国と西欧の違いは何かというところに着目してください。
もちろんあります。でも一連の「アラブの春」に関して言えば同じことです。

「確たる証拠」は私の視点による私の思考です。それを「真実」とする義務がどなたにもありませんのでご安心ください。そしてそれは「URL」というものにおいても同様と考えております。

移民に対する複雑な感情のある国では、「アラブの春」をぜひとも支持したくなるのではないでしょうか。西欧諸国の国民の皆様がおそらく誤解しておられることがあると思うので書いておきます。トルコ政府がEU加盟を熱望していたのは前政権までで、今は違います。「EUいらない」というと爆撃されたりいろいろな嫌がらせを受けるので、面倒なのでほったらかしているだけです。
  • URL
  • 2013/06/18 04:53

さ(・v・)ノ

baguさんのブログから来ました。中東情勢に興味はあるものの、西欧やアメリカとの繋がりがイマイチわかっていませんでした。こちらのブログを拝読し、自分の考えがまとまってきました。とても勉強になります。
ところで日本でも「春」が起こる可能性がありますね。在日外国人を日本人にしたてて、原発や九条、戦後補償の火種をつついています。現代日本人の気質(戦後教育の影響もありますが)からか、暴動にまで発展していないのが幸いです。
それと、西欧の民主主義は良いシステムだと思いますが、全ての国、民族にとっての正解ではないのですね。特にエジプトを見ていて思いました。
  • URL
  • 2013/08/18 21:44

あやみ

さ(・v・)ノ さま

はじめまして、お言葉ありがとうございます。

西欧式の民主主義は特別に良い物として教え込まれてきました。それはひとつの洗脳であったと言い切れます。一見して道理のとおった物に見えるのですが、その字右舷は不可能に近いほど難しい。政府は民衆に政治の決定権を与える傍らで民意を政府の都合に合わせて育成していくことができるからです。政府の都合とはすなわち資本主義です。資本主義と折り合いの悪いのはイスラム社会、そして江戸時代のような社会です。欧米がわれわれやイスラームの国をあの手この手をつかってぶっ壊しにかかるのはこのためです。

日本の春、かつて安保闘争のようなものがありましたね。みんなが傷ついて終わりました。春とは後味の悪いものなのでしょうか。
  • URL
  • 2013/08/18 22:57

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ayamiaktas

Author:ayamiaktas
筆者 尾崎文美(おざきあやみ)
昭和45年 東京生まれ
既婚 在トルコ共和国

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