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ローマ法王狙撃事件の証人 (5)

  • 2010/02/07 05:56
  • よりわけ: 世界
第一次世界大戦が終結をみるころ、冷戦は予言されていたのだ。

ポルトガルはりズボンからもそう遠くない、ファティマという町が舞台となった。
1916年ルチア、サンフランシスコ、ジャシンタという名の子供たちの前に'天使を自称する少年が現れたのにはじまり、
翌年5月13日を最初に聖母マリアを名乗る女性が数回にわたってこの子供たちに予言を託している。

予言はおよそ三つに分けられる。
ひとつめは悪魔と地獄の存在を、そして人々が悪魔に精神を支配されることで地獄へと導かれてゆく構造を説いている。
二つめは、恐るべき破壊兵器が戦争で使用される危機を、つまり核兵器の存在を示唆している。
三つ目は、教皇(ローマ法王)が深い苦痛を受けることを、即ち法王狙撃を予言している。

三つの予言の中に共通して繰り返し語られているのはソ連の脅威であった。
ソ連を改心に導くことで、その貧しい属国、ひいては全世界を救うことができると結論付けられている。
1917年はロシア革命によって帝政ロシアが消え、ソビエト連邦が樹立した年でもある。

1930年にこの予言は法王庁によって聖母マリアによるものと公認され、5月13日はファティマの聖母の出現記念日とされた。すでに第二次大戦が迫り、核兵器使用の可能性も真実味をおびた頃の話だ。
さらには、この予言の内容は2000年になるまで法王庁の極秘文書として扱われ公開されていなかった。と、言われている。

でき過ぎを通り越してはいないだろうか。マギー司郎氏の芸を思い出す。

法王庁が公認すればすべて事実である、などということは、ない。
神が人に言葉を託したのであれば「預言」と書くべきところをあえて「予言」と書いたのは酔狂ではない。「予言」とは
人間同士の伝達手段のひとつであって神様はちいとも関わっていないのである。


冷戦はすでに終結をみている2000年、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世によってファティマの予言の内容が公表され、
81年の5月13日、そう、ファティマの聖母の出現記念日にその予言どおり法王狙撃事件が起きたことを掘り返した。
この予言の役割はもとから、共産主義を諸悪の根源とする風潮に拍車をかけ世界に再び冷戦体制、またはそれに変る緊急事態を誘発することにあったのだ。

ただしこの手の暗殺の背景は複雑で法王が狙撃された理由は反ソのプロパガンダのみではない。いずれ書こうと思う。

サンフランシスコとジャシンタは予言のすぐ後に流行ったスペイン風邪で命を落としている。
ルチアはその後修道女となり2005年まで生きた。この世と「予言」を静にみまもったことだろう。
その胸中たるや、神のみぞ知り給う。
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ayamiaktas

Author:ayamiaktas
筆者 尾崎文美(おざきあやみ)
昭和45年 東京生まれ
既婚 在トルコ共和国

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