くわずにょうぼう 離縁

前回の記事は、原子力という化け物の来し方行く末を民話・くわずにょうぼうに准えて創作したものである。
野暮とは知りつつ解説したい。

まずは配役を。
散々な目に遭う「男」     一般人、日本人、あるいは原発保有国の国民、国家そのもの
「女じつは化け物」      核燃料、原発、原子力エネルギー、それで生きる者
体にあいた無数の「口」   原発に群がる政治家、役人、企業、学者、大学、海外勢力
蔵の「カネ」          広い解釈での財産、「男」の分身
「山」              外つ国
「糞」              核廃棄物、放射能汚染

黄金飯を食わずによく働く原子力女房を娶って幸せだった男は見てはならぬものを見てしまった。それはがつがつと全てを食い尽くす口、口、口…
これが今日の日本の有様だ。福島原発の事故がおきて、原発産業の恐ろしい姿が露見した。もはやこんな女と暮らしてゆけるものか。我が国の国民は苦難を覚悟の上で原発に離縁状を叩きつけねばならない。甘い蜜を手放したくない化け物は荒れ狂い、山のものどもの力を借りて総攻めにかかるだろう。気づかなかったならば幸せな日々は続いたであろうか。

否。化け物は言う。どうせ蔵のカネが尽きた時ゃ同じ事をしてやる、と。

ここから先は進行中の現実、そして深い願いである。配役はまだはっきりとしない。

「桶」に放り込まれて男は連れ去られる。  「桶」は何を意味するか? 新たな国際法?、経済制裁? 戦争?
化け物はまさに傍若無人に突き進む。   ロケット弾をぶっ放しながら平和を叫ぶ某パラノイア国? 国連?
男は恐ろしさで何もできない         無為無策無能無睾丸の某国政府
「峠」ふと一息つく化け物。           「峠」はどこだろう?
天が男に差し伸べた「枝」           「枝」は何を意味するか? 政策転換? 救済者? 叡智? 


天がこの男を助けることを祈る。信心もなく善行ともさほど縁のないこの愚かな者、このような者だからこそ救いが要るのである。天が差し伸べるであろうこの千載一隅の助けを、この男はその手に握ることができるであろうか。下手をすると気づくことすらできぬかもしれない。または、枝を掴む勇気がなくそのままズルズルと山に連れて行かれることを選んでしまう、最悪の筋書きはこうだ。

参議院USTREAM中継 脱原発への道 1/2
参議院USTREAM中継 脱原発への道 2/2

今月22日、参議院行政監視委員会において、京都大学原子炉実験所に助教として勤務される小出裕章氏をはじめ、4名の方がそれぞれの立場で脱原発を訴え、その模様はテレビではなくインターネットでのみ公開された。ご存じない方も多いはずであるが、これは少しでも多くの方にぜひ見ていただきたいのでここに記すことにする。決して難しいことを言ってるわけではない。だれにでも判る言葉で、厳重な事実と甚大な知識からなる「脱原発論」を、たったの、たったの三時間で説いている。
この会議での四氏の言葉を天が差し伸べた枝と解さずして、なんとするか。

杞憂はたんすに押し込んで、男はうまく逃げられたとする。

悪鬼と化した化け物から男を守ったものは何か。傍若無人に振舞う原発の、原発族の、原発利潤団体の、この世をば我が世にせむと企む巨悪の恐れるものは「菖蒲」であった。慌てふためいた化け物が転んだ先は「よもぎ」に覆われた大地であった。焼けて腐って、溶けて、消えた。

急急如律令、この二つが何を意味するか、


早急に、緊急に、見出さなければならない



またまたつづく

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ayamiaktas

Author:ayamiaktas
筆者 尾崎文美(おざきあやみ)
昭和45年 東京生まれ
既婚 在トルコ共和国

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